症例
根管治療MTA
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この患者さんは他医院で根管治療したが痛みが取れなくて来院した 患者さんです。
術前のCTを見ても決して根管治療が不完全な訳ではありませんで した。
しかし根管内の充填物を除去していると根管内よりホルマリン系の 消毒薬の臭いがしました。
これはFCフォルムクレゾールといい、 強力な殺菌作用があるのですが環境ホルモンの一種で、 根管内から漏れ出るとタンパク質を変性させてしまいます。
痛みの原因は調薬した薬剤の為害作用だと思います。
↑術前のCT
↑MTA剤を含んだシーラーを使い根管充填
根管治療は徹底的に異物を除去し、FCを中和することにしました。 術後1ヶ月でMTA剤を含んだシーラーを使い根管充填をしました。 この時点でも根尖には4.5㎜×7.7㎜の病巣が確認できます。
↑術後6ヶ月のCT写真
根管充填後、咬合痛や違和感がありましたが、この時点では問題ありませんでした。 現時点でも仮歯で経過を観察していますが、根尖にあった骨の透過像(根尖病巣)は縮小していました。 組織再生能があるMAT剤がセメント質を再生し、セメント質が骨の再生を誘導したものだと考えられます。
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シミュレーション通りにオペが出来るようにガイドを作成します。
ガイドを使って正確にインプラントを埋入します。左の図はフラップレス用ガイドです。右はフラップ手術用のガイドです。基本的にはフラップレスの方が負担も少なく良好な経過が得られます。
基本的に4本または6本のインプラントで支えることが可能です。
事前に作成しておいたブリッジ(固定式の入れ歯)を当日に装着して完了です。




